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2019.04.08
経営理念の浸透・第4段階『連鎖』

経営理念浸透について今回は第4段階「連鎖」について考えていいましょう。前回は「第3段階:実感」は全員がお客様・働く仲間に対する振返りのくせづけを通して実感することの大切さをみてきました。今回は経営理念浸透=第1段階「理解」:第2段階「実践」:第3段階「実感」:第4段階「連鎖」の最終段階です。
連鎖のスタートは経営者から
経営理念浸透のスタートは経営者からとお伝えしてきました。最初は経営者からです。次に経営幹部が経営理念の実践を行い、そして次に幹部・管理者が、というようにおこなっていくことが大切です。水は高いところから低いところへ流れます。同様に経営理念の浸透も経営者から経営幹部、経営幹部から幹部、幹部から管理者と上に立つものから行っていくことで浸透します。浸透の「連鎖」をつくることです。
連鎖を作る上での注意点
一番やってはいけないのは管理者に丸投げすることです。管理者に経営理念の浸透を任せて「実践できていない」「浸透していない」と言っても始まりません。部下は上司を見ています。まずは上に立つものから行うことです。最初から管理者を中心としたプロジェクト等を立ち上げたとしてもうまくはいかないのです。経営理念浸透は成長の三要素経営の土台をなします。上に立つものから行うことです。
経営理念浸透の連鎖
連鎖をつくるには今まで見てきたことを上から取り組むことです。
第1段階「理解」
経営理念の大切さを理解してもらうために繰り返し伝える。
出口は経営理念を暗唱でき、経営理念ができた背景、込められた想い、大切さを自分の言葉で伝えることができること。
第2段階「実践」
経営理念に基づき一人ひとりが自分の言動を振返る。
出口はお客様・働く仲間に対して①自分ができたこと②自分がもっとどうすればよかったかを出勤時に振返ること。
第3段階「実感」
振返ることが継続している。
出口は振返ることがくせづき、自らの意志で振返り続けていること。
このことを上に立つものから行っていくことです。第3段階の実感できる人をどれだけ増やせるかがポイントです。社内に実感できる人が増えてくることで会社・お店は大きく変わっていきます。そのためには実践している部下に対しての上司のフォローが大切な鍵です。上司から受けたフォローを部下にしていく、この流れをつくることです。
<ポイント>「第4段階:連鎖」連鎖は上に立つものから言動で示すこと!