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2020.01.27
人間関係づくりの3ステップ【まとめ】

前回は「関係づくり:人間関係づくりの3ステップの実践」のステップ3:関係強化についてみてきました。今回は改めて「関係づくり:人間関係づくりの3ステップの実践」を振返ってみましょう。

関係づくりの重要性
仕事をするうえで大切なのは一人ひとりとの関係をつくることです。どんなに正しいことを言ったとしても相手が受け止めるか受け止めないかは相手との関係がどうかによります。関係ができていなければ例え相手をほめる・認めることを伝えたとしても正しく伝わらないのです。相手からすれば「本当に見て言っているの?」「心にもないことを言っているのでは?」と疑念や不信感をもたれてしまうのです。指示、指摘や指導になるとなおさら伝わりにくくなるのです。いくら自分が相手のことを考えて相手を想って伝えたとしても伝わらないのです。大事なのは信頼関係をつくることです。
良い人間関係の作り方
良い人間関係をつくるには段階があります。この段階を踏まないとせっかくの取組みや努力が成果へつながらないのです。段階は3つありました。

<ステップ1:人間関係の土台作り>
最初の段階は人間関係の土台作りとして「人としてあたりまえ」のことを行うことでした。それは「あいさつ」や「返事」「ねぎらい」「感謝(ありがとう)」といったことです。このあたりまえのことができていなければ関係はできません。あいさつや返事もまともにできない人と誰が関係をつくろうと思うでしょうか?またねぎらいの言葉や感謝の言葉がない人と誰が関係をつくりたいと思うでしょうか?あたりまえのことほど軽く考えがちです。だからこそ定期的に自分自身の振返りをおこなうことが大切なのです。振返ると人によって偏りがあった、できている時とできていない時があったことなどに気づくのです。
<ステップ2:関係づくり>
次は関係づくりとして相手を知ることが大切でした。そのために相手の話を聴くことや相手を観ることが大切です。自分の話をすることも必要です。それ以上に相手の話を聴くことで相手からすると私を知ろうとしている=私を理解しようとしていることを感じさせることがポイントです。人は自分を理解しようとする人に対して心を開く=本心を伝えようとするのです。
<ステップ3:関係強化>
そして、最後は相手の仕事に対する想いや考えを聴くことです。ステップ1とステップ2で関係づくりがしっかりとできていると相手は本心を伝えようとします。本心を伝える状況で話を聴くことです。案外自分が思っていることと相手の想いが違うことがあるのです。相手がどう考えているのか、どう想っているのかを聴くことで育成のヒントにするのです。
3ステップは、ステップ1とステップ2を同時進行で行っていきます。そして、ステップ3は1と2ができた段階で相手から話し掛けてくる、報告相談が増えてから行うとよいでしょう。
<ポイント>人間関係づくりの3ステップを常に意識して行うこと!