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2019.10.23
ものの見方・考え方の習得(1)

人が育ち、利益・売上アップ!成長の三要素による『飲食店経営』法 第25回前回は成長の三要素経営組織づくりの最初の取組み「経営理念」についてみきました。今回は組織づくりの次のステップである「③ものの見方・考え方の習得」(下図)をみていきましょう。
- 1考える力の強化
- 2ものの見方考え方
- 2-11:目的思考
- 2-22:仕事の組立
- 2-33:相手側からの組立

考える力の強化
仕事をするうえで大切なことの一つは、一人ひとりの「考える力」を強くすることです。考える力が強くなればなるほど当事者意識が強くなり正しい判断がしやすくなります。言い換えるならば「自分だけ、今だけ」を考えるのではなく「周り(働く仲間・お客様)とこれから」を考えるひとになるのです。考える力を強くするには「ものの見方考え方」を強くすることです。
ものの見方考え方
成長の三要素経営でいう「ものの見方考え方」は3つから成り立っています。それは
1)目的思考
2)仕事の組立
3)相手側からの組立
です。
この3つを身につけることができれば考える力が強くなります。3つをそれぞれみていきましょう。
1:目的思考
目的思考は「なぜ」「どうして」「具体的に」と考える力です。考える力が強い人は「なぜだろう」と考える意欲があります。また「なぜか?どうしてか?」と一つのことを深めていくことができるのです。そして、物事を抽象的ではなく、具体的にしていくことができます。目的思考が弱い人は、言われたことをただやるだけの受身になったり、自分の都合でやり方を変えたりしていきます。なぜそうするのかという目的・意味を考えないので、周りからみると自分がやりやすいように手を抜いているようにも見えます。
2:仕事の組立
仕事の組立は「出口・目的・期日・何をどこまでやるのか?出口に向かってどういう手順で具体的に進めるのか」を考える力です。考える力が強い人は組立がくせづいています。何かをするのにも組み立てます。組み立てられると確認と振返りができるのでさらに成長していきます。反対に組立が弱い人は「行き当たりばったり」や「あれもこれもで優先順位がつけられない」ことが多く努力の割には成果がでません。
3:相手側からの組立
相手側からの組立は「相手に聴く・確認する」力です。何かお願いしたときに正しく伝わっているか確認する。お願いしたことがうまくいかなかったときになぜうまくいかなかったのかを相手の立ち場で考えることです。これができていないと周りとうまくいきません。
ものの見方考え方を強めるためにどうすればよいかを次回みていきましょう。
<ポイント>ものの見方考え方を身につけ考える力を強くする!