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2020.11.25
社員がぐんぐん成長する!評価制度を作成する際にまず取り組むこと

- 1全体図を作成する意味
- 2全体図の作成
- 2-11:段階を整理する
- 2-22:各役職の役割を整理する
- 2-33:各役職になるための標準期間を整理する
- 2-44:トレーニング項目の整理
- 2-55:研修や勉強会の整理
- 2-66:会議・ミーティング・会社行事の整理
- 2-77:資格・試験の整理
- 2-88:評価の整理
全体図を作成する意味
経験上それぞれの会社には育成や評価のツールやルールがあります。ただ、それがそれぞれで独立して使われており各仕組みが連動していないことが多いです。そのためにも一度全体図に自社の育成と評価の取組みを整理することです。整理することで全体像が明確になり自社に今何が必要かはっきりと見えてきます。
全体図の作成
全体図の原紙見本(下図)です。こちらを活用していただき全体図を作成します。会社に無いもの、行っていないものや決まっていないことは「空白」にしてください。この「空白」の部分を後でどうするのか考えることです。

1:段階を整理する
全体図作成の最初は入社してから何段階あるかを見える化します。一番上の段階を部長や課長、店舗系ですと複数店舗を管理する役職(スーパーバイザーやエリアマネージャー)等決めてそこまでの段階を整理します。
それぞれの段階ごとに該当する役職を埋めていきましょう。
2:各役職の役割を整理する
各役職が定まったならばその役職の役割を明確にします。主任という役職が仮にあったとしたならば主任はどんな役割なのかを文章にしていきます。もし、文章にならない場合は空白にしておいてください。
3:各役職になるための標準期間を整理する
それぞれの役職になるための標準期間を明記します。例えば新入社員から一般社員になるまで1年、一般社員から主任になるまでは3年等期間を整理します。一つ手前の役職からどのくらいの期間でなるのか標準的な時間を明記してください。
4:トレーニング項目の整理
役職ごとのトレーニング項目を整理します。職務基準書、職能基準書やトレーニングプログラム等トレーニング関する項目を整理します。
5:研修や勉強会の整理
役職ごとに参加する研修や勉強会等を外部内部問わず整理します。
6:会議・ミーティング・会社行事の整理
役職ごとに参加する会議、ミーティングや会社行事を整理します。
7:資格・試験の整理
役職ごとの資格・試験の整理をします。
8:評価の整理
役職ごとの1次評価者、2次評価者、評価時期、昇格・昇給時期を整理します。
まずはここまでを整理してみましょう。
ここででてきたことを一つひとつ考えていきます。
<ポイント>評価制度の最初の取組みは全体図を整理すること!