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今回は「考える力を強くする」ための具体的な方法についてみていきましょう。成長の三要素経営全体図(図1)にある目的を達成するためには、はじまりは「人」からです。一人ひとりの考える力を強くすることが大切です。

考える力を強くする
経営者の方は常に考え続けています。どんなに多忙であっても考え続けます。だから「考える力」が強いのです。ところが階層が下がれば下がるほど「考える力」が強いかというと経験上弱いことが多いです。考える力が弱い人は考えることを後回しにします。
・「あとで考えます」
・「時間ができたら考えます」
・「よくわからないので教えてください」
これらは考える力の弱い人がよく口にする言葉です。自分で考えることを放棄しています。考えないことがくせづいているのです。この「考える力」は訓練で誰でも強くできます。「考える」ことをくせづければ良いのです。
考える力を強くする具体的な方法
「考える力」を強くするための具体的な方法は「振返り」をすることです。毎日振返りを行ってもらうことで「考える」ことがくせづきます。「振返る」=「考える」ことです。振返りは次の2テーマで行います。
・お客様(取引先様)のためにできたこと+お客様(取引先様)のためにもっとこうすれば良かったこと
・働く仲間のためにできたこと+働く仲間のためにもっとこうすれば良かったこと
※もしお客様(取引先様)に直接関わっていない部署の場合は、お客様(取引先様)を
・他部署のためにできたこと+他部署のためにもっとこうすれば良かったことに変えてください。
振返りの仕方はノートでもメールでも構いません。大切なのは仕事の日は毎日振返ることです。日報や営業レポート等毎日提出するものあるのならばそれを活用すると進めやすいです。そして、もう一つ大切なのは上司が振返りを確認して感謝と前向きなフィードバックをすることです。このことによって振返りが継続していくことになるのです。振返りがくせづくと結果として考えることがくせづきます。