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今回は「仕事の基礎」についてみていきます。成長の三要素経営全体図(図1)にある目的を達成するためには一人ひとりの成長が大きな鍵です。その中で大切なのは今回の「仕事の基礎」です。

仕事の基礎とは
前回は「仕事の基本」を見ました。「マニュアル」「ツール」「帳票類」やルールや決まり事を、成長支援コンサルティングでは「仕事の基本」と呼びます。この「仕事の基本」を見直して全員で基本にそって進めることがポイントでした。「仕事の基本」の前にさらに大切になるのが「仕事の基礎」です。「仕事の基礎」とは人として大切なことを身につけることです。この「仕事の基礎」が弱いと仕事をする上でいろいろな問題が起こります。
仕事の基礎1:理念の理解と実践
仕事をする上で大切なのは自分の会社の理念(経営理念・企業理念)です。一人ひとりが理念を理解していることが大切です。ただ暗唱できる(暗記している)だけでなく、なぜこの理念になったのか、どういう想いが込められているのかを理解していることです。そして、定期的に理念に書かれていることと自分の言動が一致しているかどうかを振返ります。会社の中で最も大切な理念にそって実践(=行動)していることが大切です。
仕事の基礎2:人間関係づくり
つぎに大切なのは一緒に働く人との関係づくり特に人としてあたりまえのことができているかです。あたりまえのこととは「あいさつ」「返事」「さんづけ」「ねぎらい」「感謝」といったことを常々できているかということです。これらのあたりまえのこと=基礎ができていないと組織にすらなりません。あたりまえのことすぎておざなりになっているケースが多いです。あたりまえのことほど振返ることです。例えばこの1週間振返って「あいさつ」が全員にしっかりとできたら100%、誰にもできなかったら0%で自分自身何パーセントだったのかを考えるだけで自分の不足に気づくでしょう。
仕事の基礎3:整理整頓
最後に大切なのことは整理整頓です。身の回りを整理整頓することです。BtoBですと、自分のデスクの上や引き出しの中、店舗ですとレジ回り、バックヤード、事務所です。この身近なところを整理整頓するのは能力ではなく、やるかやらないかです。身近なところも整理整頓できない人は自分では気づかないうちに、いい加減でだらしない仕事になります。誰でもできることを継続して行える力が大切です。
<ポイント>「仕事の基礎の3つ」を自分が実践し続けること!