経営に役立つコラム

Column

2020.03.17

良書紹介【7】CHOOSE CIVILITY 結局うまくいくのは、礼儀正しい人である

良書紹介【7】CHOOSE CIVILITY 結局うまくいくのは、礼儀正しい人である

成長支援コンサルティング(株)から、経営に役立つ良書をご紹介いたします。
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書籍名:CHOOSE CIVILITY 結局うまくいくのは、礼儀正しい人である
著者名:P・M・フォル二
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皆さまこんにちは。成長支援コンサルティング(株)の鈴木と申します。
自分自身が「上司として」「ビジネスマンとして」成長するためには、単に仕事が出来るだけではなく「人として」成長することが不可欠だと思っております。様々なお客様を見ていても、このように人として成長されていらっしゃる方に人が集まっていると感じます。今回ご紹介したい本は「礼節」をテーマにした内容です。本書と出会い、非常に深く考えさせられる内容でしたのでご紹介させて頂きます。

ほめるという行為がもたらす効果

著者であるP.M.フォルニ氏はアメリカの名門大学であるジョンズ・ホプキンス大学のイタリア文学教授であり、長年礼節の理論と歴史を教えていらっしゃいました。また1997年に同大学内にて「ジョンズ・ホプキンス・シビリティ・プロジェクト」を設立し、アメリカ国内外問わずシビリティ(礼節・礼儀正しさ)を推進する活動を行なっております。本書では「礼節とは」ということから具体的に礼儀正しさの原則を「ルール25」として紹介されております。例えば、他者を「ほめる」ということが挙げられています。

「ほめる」という行為は気恥ずかしさや相手に主導権を譲り渡して無力になるような気がすることで出来ない人も多いかと思います。しかし「ほめる」という行為で「あなたに関心を持っていますよ」という気持ちを伝えることが出来ます。結果的に相手との絆が深まることやよい行いをあと押しすること、長所に気づかせる、相手の自己評価の気持ちを育てることに繋がると書かれております。

私たちもご支援させて頂いているお客様に、部下育成を進める中で「ほめる」ことは非常に大切だとお伝えしております。ただ単にテクニック的に「ほめた」としても、部下の行動を見ていない中で褒めてしまっては逆効果になってしまいます。「ほめる」ことと「おだてる」ことの意味は全く違います。その意味を正しく理解した上で、部下のことを日々見ている中で些細なことでも取り組んでいることを「ほめる」ことが大切だと感じております。改めて本書を読む中で、単に「ほめる」のではなく相手に思いやりを持った中で伝えることの重要性を強く感じます。

礼儀正しさは自分らしさを捨てること?

また本書内では「礼儀正しくするのは自分らしさを捨てることではないか、という人もいますが、私はそうは思いません。礼儀正しくすることは、ある面の自分らしさを抑えながら、別の面の自分を出すことではないでしょうか。自己表現を控えたと感じても、同じくらいに自分を表す行動をしているのです。」と書かれております。

私たちもより良い人間関係を築く中で、「さんづけ」を一つのルールとしてお伝えすることがあります。目的は誰に対しても目線を合わせることでより良い人間関係・信頼関係を構成することす。ただ「さんづけ」をすることで、「個性を出さない方が良いということか」「画一的な人財を育てるということか」というご質問をいただいたり、「さんづけ」に抵抗感を感じる方も多くいらっしゃいます。

本書でも書かれている通り、「さんづけ」をすることが「自分らしさを捨てる」ことではないと感じます。自分本位に仕事をすることが個性を維持することではありません。ある面の自分らしさを抑えながら別の面の自分を出すことで、お互いに気持ち良く働く職場はつくられるのではないでしょうか。その土台となるものがお互いに礼儀ある行動を取ることだと本書を読み感じました。

人に興味・関心を持つことが礼儀正しさの第一歩

礼節(Civility)という言葉の由来は、都市(City)と社会(Society)という言葉にあり、ラテン語で「市民が集まるコミュニティ」を意味する「Civitas」から来ております。その中で、人はなぜ礼節を忘れてしまうのでしょうか。本書内でも、現代の都市では毎日の生活で出会う相手のほとんどは名前も知らない赤の他人であり、地域コミュニティとも深い結びつきを持たなくなっていることから薄まってしまうと書かれております。現代のインターネット社会ではお互いの顔も名前も知らない人に対して、誹謗中傷の書き込みをする心理と同じではないでしょうか。相手が顔見知りの人であれば道を譲り合うことや礼儀正しい行為になるでしょう。そのためにも周囲の人との繋がりをより強くすること、興味・関心を持つことが礼儀正しさを高める第一歩であると感じました。

本書内には、読書には「考える読書」と「頭をからっぽにする読書」があると書かれており、本書は「考える読書」をする本だと思います。本を読み進めながら、改めて自分自身の日々の振る舞いや体験を振り返り、お一人お一人が見つめ直す契機となればと存じます。

鈴木 優

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